老いてたまるか!

残された人生で今が一番若い!山旅と雑記のブログ

キャンピングカーを買うには

僕は、月1ペースで九州近郊の山に登り、年に一度は北アルプスなどに登山に遠征していた。そんなに長く休暇が取れるものでもなく、長野県まで出かけるには、移動は、新幹線か飛行機ということになり、相当の費用がかかる。

定年退職後は、キャンピングカーで全国を旅しながら、山に登りたいと思い、キャンピングカーの購入計画を立てていた。

キャンピングカーと言っても種類や金額が様々なので、僕が購入に至った(まだ納車していない。)経緯を書いてみる。

 キャンピングカーの種類

大きく分けると、バスコン、キャブコン、バンコン 、軽キャンの4種類となる。

コンとは、コンバージョンの略で、変化させる、つまり大幅に改造しているということだ。

バスコン

ベースは、マイクロバスで車両で全長は6メートルを超える。走行安定性も良く、ダイニングとベッドルームの二室構造が一般的で広く快適に使用できるが、取り回しが悪く、一般の駐車場には駐車できない。また、金額が1000万以上するので、そもそも普通の人には無理だ。

キャブコン

一般的には、トラックをベースにキャビン部分を乗っけたタイプだ。運転席の上にはみ出して乗っかっている車を見た事があると思うが、見るからにキャンピングカーという奴だ。

常設ベッドがあり、リビングも広い。家族で使用するなら十分だが、重心が高く、風に煽られるなど走行安定性が悪い。重量も3トン位あるので、坂道に弱く、バーストしたという話もよく聞く。

値段は、様々だが、乗り出しは1000万近い。

どうしても購入したいなら、中古車を探すのがいいだろう。

バンコン   

ハイエースなどのバンをベースにしていて、見た目は、バンなので気にならず、走行安定性や取り回しも良い。常設ベッドがなく、キャビン部分の椅子やテーブルを移動させて、ベッドにすることになる。家族4人では、物足りない広さだ。

値段は、400万位から700万位で装備の内容によって金額の幅がある。

軽キャン

軽ワゴンや軽トラをベースにした車で、取り回しも楽だが、長距離には無理がある。二人で乗るなら、2〜3泊が限度だろう。長旅なら荷物が載らない。

最近では、種類も増えている。装備にもよるが、200万程度の手頃な値段で買える。

キャンピングカーの購入方法

キャンピングカーショーで現車を見て、購入したい種類を選ぶ

まず、現車を見る事が大切だ。毎年、全国各地でキャンピングカーショーが開催されている。

僕は、福岡のキャンピングカーショーを3回見に行き、大阪のキャンピングカーショーにも2回足を運んだ。

ここで、バンコン を購入することにした。僕は、一人旅の予定なので、大きな車はいらない。全国を旅するのに軽キャンはきつい。バンコン は、取り回しがよく、普通の駐車場に駐車できる。2台持ちではないので、普段乗りができる車でないといけない。そうするとバンコン しかないことになる。

バンコン 選び

キャンピングカーショーで、気に入った車の見積書を作ってもらうと良い。目的の車でなくても購入費用の目安となる。バンコン の値段は、400万〜500万円弱の値段がほとんどだか、聞いたところ、申し合わせで、税抜きで表示している。

また、必須なオプションもあるので、乗り出しは500万〜600万位と思ったが良い。

インターネットでバンコン を検索し、気に入った(自分の目的に合った)バンコン を見つける。2〜3種に絞り、キャンピングカーショーに現車を見に行く。

僕が、大阪までキャンピングショーを見に行ったのは、気に入った車が、福岡のキャンピングカーショーに来ないからだ。福岡と比べ大阪のキャンピングカーショーは規模が大きく。展示車数も格段に多い。

大阪まで行くには費用もかかるが、大きな買い物なので、そこはケチる訳にはいかない。

メーカーと販売店

キャンピングの製造メーカーは、全国に約60位ある。問題は、販売店が近くにあるかだ。

僕が選んだメーカーは、愛知県にある。故障やメンテナンスに九州から愛知県まで走るわけにはいかない。住んでいる近くに販売店があるかどうかが重要になる。

売店ごとに数種類のキャンピングメーカーの車を取り扱っているのが一般的だが、購入後は、メンテナンスなど、その販売店との付き合いとなるので、整備などに信頼のある、比較的大きな販売店が良い。

また、大きなキャンピングメーカーは、全国に契約している販売店があるので、旅先での故障などを考えると、比較的大きなキャンピングメーカーを選んだが良いことになる。

これは、購入には大切な要素となる。

 

キャンピングカーの納期

僕の選んだバンコン は、納車まで最短で7ヶ月かかると言われた。受注生産なので、それくらいかかるということだ、展示車を買うなら別だが、どうしても早く乗りたいなら、中古車を選ぶこととなる。

と言うことで、購入したいと思って納車予定(今年4月末)まで足かけ3年かけたが、退職に合わせたためで、時間があれば、メーカーまで直接見に行って発注すれば1年程度で乗れるだろう。

キャンピングカーは、中古でも値落ちが少ない。リセールバリューが抜群だ。高い買い物だが、中古車として高く売れるとすると購入意欲が増す。

登山に行くと、近くのキャンピングポイントで、キャンピングカーで全国を旅する、年配の御夫婦をよく見かける。そんな老後も有りではないか。